交通事故によるTFCC損傷に関するQ&A

文責:代表 柔道整復師 望月亘

最終更新日:2021年02月17日

交通事故によるTFCC損傷に関するQ&A

QTFCC損傷とは何ですか?

A

 TFCCとは日本語で三角繊維軟骨複合体と言われており、英語表現の頭文字をとってTFCCと呼ばれています。
 三角繊維軟骨複合体は、手首の小指側にある小さな骨と骨の間にあるハンモック上の組織を指し、この部分を何らかの原因で傷付けてしまい手首に痛みが生じることをTFCC損傷と言います。
 TFCCは手首の小指側を安定させたり、手首を回したりする時のクッションの役割をしているため、この部分を損傷してしまいますと、日常生活の様々な動作に支障が生じてしまいます。

Q交通事故でTFCC損傷になることはありますか?

A

 交通事故の衝撃でバランスを崩し、とっさに地面に手をついたことなどが原因で手首を痛め、TFCC損傷になってしまうことがあります。
 TFCC損傷は、レントゲン写真では異常なしと言われてしまうことがあります。
 異常なしと言われたとしても、交通事故後、手首の痛みがなかなか改善されないような場合はTFCC損傷を疑い、適切な検査や治療を受けることが大切です。
 整骨院などに相談される際は、より適切な治療を受けられるように、交通事故の後から手首の痛みが続いていることや、手首を痛めた際の状況などをしっかりと伝えることをおすすめします。

QTFCC損傷はどのような治療を行いますか?

A

 厳密には接骨院での治療は施術といいますが,一般的には接骨院が行うものについても治療といわれることが多いので治療と記載します。
 整骨院での治療としては、痛みのある部分に対し電気刺激を行ったり、筋肉をほぐしたりするリハビリ治療があります。
 痛みが強い場合は炎症していることが考えられますので、まずは炎症を抑える治療を行うなど、一人ひとりのケガの状態によって適切な治療内容を判断させていただきます。
 整骨院葵堂では、むやみに強い力で手技を行うことはありませんし、治療前に治療内容について丁寧にご説明させていただきます。
 初めての方にも安心してご利用いただけるように努めておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

PageTop